獅子座の過去世の人生と業

12星座-生命の物語

獅子座の過去世の人生と業

今の私があるのは、過去の私の結果です。
私たち人間は、幾代もの過去世の人生を経験してきました。

過去世の記憶は、生命の中に刻まれていますが、意識の私は覚えていません。
ところが無意識のうちに、過去世の人生に影響されている生き方を 選んでいます。

今の原因となる過去を知れば、今の私を変えることができるはず。
過去世ソウルリーディングは、今の自分を知り、未来を選ぶために役立つのです。

獅子座のあなたは、数多くの過去世で、水瓶座の人生を体験してきました。

どの星座グループにも、際立った特徴があり、その性質が、よい方向に生きる場合もあれば、悪い方向に転じる場合があります。
得てして、あるエネルギーの状態が 長く続けば続くほど、悪い面が強調されてしまうものです。

過去世からの業は、強い感情が記憶に残るので、
順風の状態は忘れてしまいがちで、強い逆風が吹いた時の感情が、心に強く残ってしまうのでしょう。

そして、どんな星座グループにも、「これが何よりも大切」という強い想いがあり、
辛かった記憶、つまり過去世からのカルマも、それなりにハードに現れる傾向があります。

そういう意味では過去世が水瓶座である 獅子座のパターンだけは少し違うようです。
獅子座の場合「なんだかわからないけど、何かが根本的に物足りない」といった、恒常的な不満足感として現れる場合が多いようです。

水瓶座の過去世では、何か新しいものを生み出すような体験を持つ人が多かったでしょう。
社会的に常識のようなものには満足せず、自身の個性、オリジナルにこだわる傾向が強いため、必然的に新しいものをつくり出すのです。
これは特定のジャンルに限らず、それこそ個々の得意な分野においてです。

その過程として、社会集団から一歩離れた場所から、人々の様子を 冷静に観察するかのような人生を 長く送っていたことでしょう。

イメージしやすい例が、研究者や発明家です。
水瓶座の過去世は、射手座のように、集団から遠く離れて、孤独に内省するようなものではなく、あくまで周りの様子がわかる場所で、客観的に周りを見つめながら、
自分にしかできない、自分のオリジナリティを生み出すのです。

夜空の水瓶座は、不老不死のお酒が入った水瓶を持った男性が モチーフになっていますが、
このお酒は、魚座の口に注がれています。
まるで水瓶座は、物語の主役ではないかのように。

しかし宇宙生命全体から見れば、新しい何かを生み出す、
革命を起こし、時代を大きく変えていく、大切な役割を持っているのでしょう。

水瓶座の人生では、自分が周りに縛られない自由さを持つ代わりに、
他者の役割は自分と違うのだとわかっていたのでしょう。
他者に対しては、どこか冷めた目で見ているところがあったかもしれません。

しかし、こうした「大人びた」人生を続けていると、
純粋な子供心を失ってしまいます。

自分が 本当にしたいことは何か、自分の心が喜ぶことは何か・・・
自分が人生を費やしている役割は、本当に自分の幸せのためにもなるのか・・・

こうした水瓶座の過去世を持つ獅子座さんは、
心の中にあるインナーチャイルドを見失っているのです。

インナーチャイルドとは、無邪気な子供心。
これが好き、これをしたいと感じる、純粋な心です。

恐らくは幼少期のうちに、
家庭環境の中などで、自分のやりたいことに制限がかかったり、
自分の心の問題で、友達の輪に入っていけないようなことがあったかもしれません。
これは、過去世の業を感情で思い出すための、過去世の擬似体験として起こるのです。

獅子座さんは、自分の好きを追求するように、趣味などに没頭する傾向がありますが、これこそが心を取り戻すレッスンなのです。

それでも物足りなさを感じたら、水瓶座の過去世にヒントを求めるといいでしょう。

自分が興味を持つことに打ち込んでいても、何かの頂点を極めても
満足感を得られない場合は、
本当に自分が求めているものではないからです。

恐らくは、自分が主役になることにこだわらず、
他者と共に、何かを創造していくことで、本当の喜びを感じるはず。

自分が主役になるだけでもだめ。自分が脇役になってもだめ。
仲間と共に、みんなが主役になるような、何かを見つけ、共に進んでいくこと。

ホロスコープの対極にある星座の性質は、同じテーマで真逆の学びが隠されています。
つまり、対極同士の調和を取る先に、そのテーマを達成する答えがあるはずです。

自分の過去を知ることは、自分の本当の使命を知ることに通じます。
過去世を知ることで、心に響く 何か大切なものを思い出せたらいいですね。