強く信じることと盲信の違い☆山羊座と水瓶座の本質

強く信じることと盲信の違い☆山羊座と水瓶座の本質

私たちは 目に見える現実だけを 生きているわけではありません。
まだ見ぬ未来、人との繋がり、科学では証明されていない世界もたくさんありますね。

人間は、目に見えない何かを「信じる」ことで、強く生きていくことができます。

恐らく、科学が未発達の昔の時代は、人々の心もずっと純粋で、
今ほどに疑う心もなく、何かを信じ、希望の未来を思い描いていたことでしょう。

「信じる」ことは人間に与えられた特権で、信じることで、目に見える現実の困難も超えていくことができるはず。

ただし、強く信じることと妄信は違います。
妄信は、大切な何かを見落として、めくらのように信じること。

つまり信じるといっても、それなりの根拠は必要だと思います。
私どもが行なっている「考察」も、根拠を求めて思考しているものであります。

何かの情報の場合、元となるソースの信頼性、正しさを裏付けるデータ、
道理で捉えた場合に、きちんとした筋道が通っているか、
そして最後は、体験です。実感です。理屈を抜きにしても、正しいと思えるかどうかは、自身が現実に体験したことで、少しずつ確信が深まっていくものです。

もし、これらが何もない場合は、正しいとも、間違えているとも判断がつかず、
根拠となるものが何もないのに、信じるしかなくなります。
こうなると 妄信に陥ります。

言うまでもなく、一度妄信に陥ると、洗脳を受けやすくもなりますね。

例えば、コップの水に、ほんのわずかな塩をいれても、大きな問題はありません。
しかし、一滴の毒を入れたら、大変なことになります。
妄信してしまうと、この毒すら見抜けません。なぜなら絶対にいいものだと思い込んでしまっているから。

これが、間違えた思想の怖さです。

だから、どこまでも、根拠の確認の心を持ち続けることが大切です。

例えば、占星術などは科学的な根拠には乏しいです。
それでも理論的に考察することはでき、元となる思想性も見出すことはできます。
学べば学ぶほど、理解も深まることでしょう。
何よりも、体験や実感で、正しさを感じることができます。
だから、信じるというよりは、疑うことができなくなっていくのだと思います。

それでは本題。
改めて、山羊座の地の時代から、水瓶座の風の時代に移行するにあたり、
時代がどう変わっていくかを予想してみましょう。
もちろん現実的にどんな形になるのかは、誰にもわかりません。未来は決まっていませんから。

だからここでは、どんなエネルギーによって、時代がどう流れていく可能性が高いかを考察していきます。

今の世の中は、時代が大きく動き、世界も大きく変わるであろうことは、誰もが感じているに違いありません。
中には、これまで世界を支配していた、民衆には見えない権力が崩壊し、
救世主による新しい社会の誕生を期待している思想も多いように思います。

現代社会は、国内外、様々な不安を伴う恐れに包まれていて、
現実的な希望を見出せず、現実の生活も、着実に 下降していく傾向を 感じているはず。

このような時は、新しい思想が広まりやすいです。

何かの思想が広がる時はパターンがあり、
未来への希望を夢見させる場合と、未来への恐怖を煽る場合があります。
いわゆる飴と鞭ですね。

今の世は、自然と鞭で叩かれている状況なので、飴を与えるのが得策です。
だから、現実の常識ではとても考えられないような、とびっきり大きな飴を与えられてしまえば、信じたくなる気持ちが強く起こります。
こうして妄信が生まれるのは、今に始まったことではないですね。

これまでの山羊座の時代、地の時代の象徴は、物質的なものに価値を感じていました。
だからお金を求める傾向があり、それゆえ お金に関する不安は大きいはず。

また、一部の権力者が、ピラミッド社会の頂点から、法によって民衆を支配する構図ができていました。
いつでも犠牲になるのは民衆であり、権力者だけが潤う状況が成り立っていました。

この流れが崩壊するはずです。これが時代を動かすエネルギーの本質です。

水瓶座の風の時代では、横並びの社会ができると考えられていますが、
本質を考えると、少しだけ違います。

今、世の中には、今の国家を超えた大きな単位で、横並びの社会をつくっていくような発想もありますが、ここに落とし穴を感じます。
社会を統率する権力者がいる限りは、どんな新しい社会であっても、民衆を縛る目に見えるルールが変わるだけで、一部の権力者 一強 の構図には変わりないのです。
つまり、山羊座の象徴する時代性の、完成形のようなものですね。

なぜなら、一方的に作られた社会構造には、民衆からの依存心が強まります。
今の段階ですら、社会という環境が変われば幸せになれる、と思っている心の中に、依存心が高いことが見えているからです。

これも 人類全体が抱えている、過去世からの業なのかもしれません。

こう考えていくと、権力者が 新しい社会の仕組みを作ろうとしている動きがあるのは、確かなことに思えます。
しかし、星のエネルギーは、水瓶座の時代の本質は、そこにはありません。

水瓶座 風の時代の象徴は、自由で独創的な発想で、全く新しい世界を創り上げていくこと。
主役はあくまで個々人です。
皆が自発的に活動を起こす中で、権力に頼らぬ、横並びの 共栄共存の世界を創ること。

だから最初は、より大きな集団に縛られるような ルールを壊していくエネルギーが 生まれるはずです。
そして身近な 小さな集団から、同じ志を持つ 同志の集団が形成されていく流れになると見ています。
更に先の未来では、集団と集団が共栄共存するような形で 新しい社会に発展していくのではないでしょうか。

時代をつくる主役は、私たち一人ひとりの民衆です。
周りの環境が変わることに、過度に期待するのではなく、
自分が成長し、自分が行動することで変えていく、ここに応援のエネルギーが来ている気がします。

さて数年後の世の中は、どう変わっていくのでしょうか?