ソウルメイトとの出会い☆牡牛座と蠍座の過去世

ソウルメイトとの出会い☆牡牛座と蠍座の過去世

人は誰でも、数えきれないくらいの過去世の人生を歩んできました。
そして良い行いをしたら善業が、悪い行いをしたら悪業が積まれ、
その業は、今世の人生に引き継がれ、幸福か不幸の原因になります。

占星術で見た場合は、過去世でも、様々な星座の学びを体験してきており、学びのテーマも様々です。
そしてそのテーマにおいて、大きな業を負ったであろうことが見えてきます。

さらに目をつぶれない大切なことがあります。
今世の人生では、過去の業を乗り越えるために、必然的に業の試練が起こるのですが、
業の報いは、受けたら消えるようなものではないということ。
むしろほとんどの場合、より業を積み重ね、未来世に持ち越しているであろうということです。

だから、業の試練には、きちんと向き合って、乗り越えていくことが大切であり、
そのためのヒントが、ホロスコープ上にも現れているのですね。

この過去世からの業との向き合い方が、一番わかりやすく現れるのが、
牡牛座2ハウスと、対極にある、蠍座8ハウスのテーマなのではないでしょうか。

人間にとって、最も負いやすい業は、他者との関係です。
家族に対して、集団に対して、社会に対してというように、より大きい世界で業のテーマに直面する星座グループもありますが、
牡牛座と蠍座は、ある意味一番わかりやすい、特定のパートナーとの関係が強調されます。

牡羊座1ハウスと、天秤座7ハウスでも、1対1の人間関係にスポットが当たっていましたが、
このグループは、様々な人と、1対1で関わるという特徴があり、特定のパートナーとは限りません。

牡牛座と蠍座にとっては、ソウルメイトとの関係が何よりも大切なテーマとなりますね。
このソウルメイトと 過去世から共に積んできた 「共業」の試練に直面し、それを乗り越える課題が浮かび上がります。

とても現実的な牡牛座さんと、目に見えない世界の洞察に長けている蠍座さんは、
一見、真逆に見えますが、本質的には同じテーマを抱えています。
私たちは、目に見える現実世界に生きていますが、目に見えない世界にも生きていますので。
どちらかに偏り過ぎてしまうから、本質を見失ったりするだけです。

蠍座のエネルギーは、過去世からの繋がりであるソウルメイトを強く求めます。
そして頭では理解しなくても、心では見つける為、ソウルメイトと強く結び付きたい心が生まれます。

過去世で蠍座だった人は、恐らくは間違えた方法、時には 非人道的な手段で、ソウルメイトとの心の融合を試みたはず。
この時 自分と他人の境界線を見失い、正常な心を壊したかもしれません。
愛と憎しみは表裏一体。ソウルメイトを深く愛するが故、裏切られたと感じた時、相手の心を壊すような、
悲劇や別れを体験したかもしれません。

だから牡牛座の今世では、壊れた心を修復するために、五感を使って現実をたっぷり楽しむという学びが 与えられます。

しかし過去世からの因縁が強い為、ソウルメイトとは再び出逢うでしょう。
ただし綺麗な出会いとは限らず、傷ついた過去世の業により、試練を伴う出会いになってしまうかも。
ところが、牡牛座の場合、現実しか見れなくなるという傾向があるので、
恐らくはソウルメイトと出会っていても、ソウルメイトだと気が付かないかもしれません。

もしここで、二人の共業の試練に出会った場合、まるで過去世で傷つけられた事に復讐するかのように、
相手を責めたり、責められたりするパターンに陥るかもですね。

ソウルメイトと出会っているのに、気がつかなかった。もしくは、傷つけあってしまった。
そんな無念さが 生命には残るので、過去世が牡牛座の人は、蠍座として生まれ、「相手を離したくない」と必要以上に思ってしまうのかもしれません。でも、これは衝突や別れの原因にもなってきます。

こうして、特定の一人のパートナーと、まるで復讐の連鎖を繰り返すかのように、
出会っては別れ、出会っては別れの、輪廻の旅路を歩んできたことでしょう。

これが業の本質です。業は乗り越えないと、更に業を積み重ね、より重い業を背負うことになってしまいます。

このような辛い体験を伴う 過去世からのパートナーの事を、カルマメイトと呼び、恐れ、不幸になる原因だからと 離れることを勧める考えもあるようです。
しかし、これを実行したら、また相手を傷つけ、お互いに業を深くするだけだとわかりませんか?

だからこそ、目に見える現実の、もっと深いところにある本質に目を向けるべきです。

どんな過去世にも、更にその前の過去世があります。
永遠とも呼べるほど遥か遠い過去世においては、今よりもっと純粋で清らかな心を 誰もが持っていたはず。

ソウルメイトとは、生命のパートナー。時を超え、時代を超え、何か同じ目的を共に達成しようと誓い合った、
永遠の心の伴侶のこと。

きっと、この例のパートナー達は、自らが進んでいく輪廻の道を決意して、
過去世から未来へと永遠に続く、輪廻の中で、業の向き合い方や乗り越え方、なぜ業の試練にあい続けるのかなどの、
生命の法則を、共に体験し 乗り越えていく生き方を示していこうと、誓い合ったパートナーなのです。

だから、幾代もの人生で出会いと別れを繰り返しているのは、自らの生命に課した役割を演じているだけなのでしょう。
まるで人生という名の舞台を演じる役者のように。

牡牛座と蠍座のエネルギーが強い人は、きっと人生のどこかで、ソウルメイトに出会います。
もう すぐ近くにいる人も多いはずです。

そして何よりも大切なソウルメイトの存在に気がつき、自分たちの役割を思い出すことで、
ソウルメイトとの真の幸福を実現していく目的があるのですから。

牡牛座と蠍座の課題は、ある意味わかりやすいのかもしれませんね。
どんな星座グループにも、テーマが違うだけで、本質的なパターンは変わりありません。

生命に積んだ業と、他者との縁が、この現実世界をつくっています。
過去世の業という原因があるから、今世の人生という結果が生まれます。

目の前の現実だけを見ていたら、本質は見えなくなります。
なぜなら過去世からの繋がりで、今の現実があるのだから。

そして業といっても、単純に過去の結果なのではなく、自分で選んだ使命の為に起きていることなのです。

これがわかると、業の試練から逃げてしまったら、もっと大きな試練が訪れるということ。
それが今世なのか、来世に持ち越すのかはわかりませんが。

逆に、業の試練を乗り越えた先にこそ、本来の使命の道が浮かんできて、
その道の先にこそ、自分の生まれてきた目的を 達成するという、自分にしか感じることのできない 最高の幸福を手にすることができるのでしょう。

牡牛座と蠍座の方々は、それを何よりも大切な ソウルメイトと一緒に叶える チャンスの人生であるといえますね。

個々のテーマこそ違うだけで、この法則は、すべての人にも与えられているのです。
それに気付くエネルギーが、この時代の変革期に訪れているのではないでしょうか?