自分に合ったホロスコープに巡り逢う為に
ご自身のホロスコープチャートを出す為には、現在ではソフト(またはアプリ)を使うのが一般的かと思います。一昔前までは、手計算で出していた時代もあったのです。
ホロスコープには、ハウスシステムという、ハウスの分割法が世界中にたくさんあります。
日本の場合、プラシーダスシステムか、コッホシステムを採用している方が多いですが、結局は鑑定士によって出してもらうチャートが変わるかもしれないという事です。
インターネット上には、たくさんの無料ホロスコープチャートがありますが、無料サービスだけあって、計算方式が簡略的な場合が多いと思います。
出てくるチャートによって惑星のあるハウスが変わったり、アスペクトのオーブ(角度の誤差)が変わったりするので、自分のチャートといっても、出し方によって微妙に変わってくる事になるのです。
例えば私の場合、太陽がアセンダントにコンジャンクションしています。
従って、チャートによっては、太陽が12ハウスに入ったり、1ハウスになったりするのです。
どちらかが全く違うという事はないのですが、12ハウスと1ハウスの違いは、死ぬ間際で人生を悟った老人と、生まれた直後の赤ちゃんくらいの違いがありますね。笑
自分ではこの違いをはっきりと自覚していて、何かを「完成」させる人生の使命があるか、何かを「生み出す」使命なのかという事になります。そして自分の心は確実に前者を求めているので、太陽12ハウスが正解だなと実感しているのです。
こうして、違ったチャートが出てきた場合、ご自身で何がピンとくるかを判断するしかないと思います。
ホロスコープチャートの役割
そもそもホロスコープチャートは何の為にあるのでしょうか?
ホロスコープは、自分の運命を決定するものではない・・・と思います。
ホロスコープは、自分で未来を切り拓く為の「道標」に過ぎないと思います。
現代では、スマホの地図アプリは極めて正確です。
それでも、一昔前の地図データが入ったカーナビだろうが、手書きで距離感もわからない地図であろうが、目的地に辿り着ければ、それでいいのです。
あくまでホロスコープチャートにある情報を、自分なりに読んで、「私はこう生きていこう!」と決める為に活用するものだと思うのです。
つまり、ホロスコープの誤差などは小さな問題であって、最終的には自分で選べばいいと思います。
もし占星術を習っている方は、敬愛する先生の使っている作成法を採用するのがいいと思います。
ご自身のチャートに関しては、自然と自分に合ったチャートに巡り逢えるようになっているのではないでしょうか?
こういう点まで含めて、星の導きなのだと思います。