小アルカナ☆ワンド4 WANDS Ⅳ

ワンド

ワンド4 WANDSⅣ★心のやすらぎ

どんな人でも、社会に出ている時は、どこかで気を張っているもの。
ちょっと疲れた時、田舎のような帰る場所、心の安らぎの場が欲しいものですね。

でも本当に必要としているのは、
ゆっくり休める環境ではなくて、心から安げる仲間たちの存在なのかもしれません。

家族であったり、親であったり、時には恋人であったり・・・
自分が何も飾ることなく、弱い心を見せても、疲れた姿を見せても、
全てを包んで、見守ってくれる、心の理解者たち。

こうした大切な人たちの「平和」を知るからこそ、
その平和を守りたいと願い、平和を築きたいと誓うのだと思います。

人生は「決意」の連続ですね。

どんな平和でも、永遠に続く平和などありません。
だから、安らかな平和は、まだまだ旅の途中に過ぎないのでしょう。

真の幸福への道は、果てしなく遠く、
その夢を実現するためには、この先も、茨の道を進んでいくしかないのです。

リーディングのポイント

未来への希望を抱き、果てしない旅路の道を選んだアレクサンダー。
しかし現実は、理想とは違い、欲と欲のぶつかり合い、どこまでも汚れた世界だったのではないでしょうか?
もしかしたら、自分の心の中に、初心とは違った醜い欲望を見出したのかもしれません。

ワンドの4は、戦いの日々に疲れたアレクサンダーが、休息のために寄った田舎の街をイメージしているそうです。

4本の棒に綺麗に配置された飾り物は、「安定」した平和を表していますね。
まさに幸せの象徴のようなこのカードは、現実の幸せというよりも、心の幸せを意味していると感じられます。

未知の世界への旅路に進む人を、遠くで待ちながら、応援してくれる人がいるようにも感じ、
例え目の前の現実がどんなに厳しくても、心の中には変わらぬ安心感が芽生えているかのようです。

本当に大切なものは何なのか?本当に守るべきは何なのか?
そんな心を「思い出す」時なのかもしれません。

人間関係を表す場合は、まさに穏やかな心で、理解や祝福を受けているような最良のカードです。

ワンドの4は遠景で描かれていることからも、逆位置でも正位置とほぼ変わらないと捉えましょうね。