小アルカナ☆ソード8 SWORDS VIII

ソード

ソード8 SWORDS VIII ★自縛

悪い時には、悪いことが重なるもの。
特に他者からの非難や中傷、影口などが気に出したら、常に人に監視され、いつ攻撃されるのかと不安で仕方ないですね。

言葉の攻撃は、心を深く傷つけます。
今のネット社会を見ていると、ひとつの攻撃が、すぐに大勢からの攻撃に変わるので、恐ろしいものです。確かに、こうしたケースもあるとは思います。

しかし、もっとよくあるのが、自分の思考で自分を縛ってしまうこと。
現実が見えなくなり、いわゆる被害妄想のようなものに取り憑かれてしまったら、自分が大勢の人に嫌われていて、孤立しているかのように思ってしまったり、次々に色々な悪いことが続くと思うようになってしまうかも。

そうでなくても、ものごとが見えなくなった時は、自縄自縛じじょうじばくの状態に陥って、
自分の「こうであらねば」という勝手な思い込みが、自分自身を縛ってしまうこともありますね。

リーディングのポイント

ソード8の絵柄は、まさに非難、中傷など、様々な攻撃を受けて、身動きが取れない状況が描かれていますね。まさに孤立無援で、何も出来ない絶望的な状況のようです。

確かに他者からの言葉の攻撃や、悪いことが色々重なって、八方塞がりの動けない状況で、このカードが出てくることもありますが、頻度としては少ないかもしれませんね。

大抵の場合は、自分の想念や思い込みにより、不安を増大させてしまった時に出てきます。
悪い妄想に囚われてしまっているので、現実が見えなくなってしまっているのでしょうね。これが目隠しとして描かれています。
もちろん、自分で自分を縛っているから、全く動けない状況にも陥っています。
このようなケースは、よくあると思います。

現実的な他者からの攻撃も、自分が何もしていなくて、いきなり攻撃されるはずはありません。原因を探れば、自分のマイナス思考から始まっている場合も多いかもしれませんね。

正位置は、まさに動けない状況を示していますが、こうして本質の意味を考えると、変えるのは周りの環境ではなく、自分の思考なのでしょうね。
逆位置は、動けない状況から抜け出していくことを示唆しています。なぜなら、目隠しが取れ、ものごとが正しく見え始めてきたからです。