小アルカナ☆ワンド3 WANDSⅢ

ワンド

ワンド3 WANDSⅢ★希望の未来

人は未来に進む時、心の中に希望を描きます。
希望の反対は不安。まだ見たことのない未来に進むのに、不安があるのは当たり前のこと。
それでも明るい希望を胸に描くことで、決意を固めていくのですね。

心の中に描いた理想の世界。それを必ず実現すると誓い、
後ろを振り向かずに、真っ直ぐに前だけを見つめている姿には、
確かな「意志」の力が、全身から溢れているようです。

見知らぬ未来に進むためには、パートナーや仲間も必要。
大きな目標を叶えるためには、ひとりの力では不十分だからです。

その仲間とは、一緒に行動を共にする仲間とは限りません。
新しい道に旅立つ前の、この時は、
自分の理想に共感し、そっと背中を押してくれる、心の理解者を求めているのかもしれませんね。

さぁ、いよいよ旅たちの時は近づいてきています・・・

リーディングのポイント

ワンド3は未来への希望が象徴されています。

黄色い背景に、黄金の海。
後ろを振り返るそぶりも見せず、毅然として真っ直ぐに前だけを見つめる若い日のアレクサンダー。
海に浮かぶ船たちが、故郷を離れて遠く旅立つ決意をした時を表しています。

もちろんリーディングにおいては「旅たち」だけを表しているとは限りませんね。
ただし確実に言えることは、「今」はまだ行動を移していない段階、「未来が明るい」というメッセージです。

後ろにある棒。手にしたのは前にある棒。さらに横にもう一本の棒が。
この棒は、パートナーを期待している願望の現れかもしれませんね。
まずは心の理解者を求めているような気がしてなりません。
もちろん、このパートナーが、これから現れてくることを暗示しています。

ワンド3は逆位置でも、根本的な意味は変わらないと読みます。
少しだけ旅たちまでに時間がかかるというイメージでしょうか。
希望の未来が待っていることには変わりありませんから・・・