小アルカナ☆ソード6 SWORDS VI

ソード

ソード6 SWORDS VI ★冷静

ものごとが動くには、その原因があります。
何かの行動を起こす場合も、まずは思考するところから始まります。
実際に現実に起きてくる現象は、あくまでもその結果でしかありませんね。

目の前の状況を、冷静に客観的に考え、落ち着いて無理なく、今できる最善の策を考えて行動していけば、
状況は静かに、ゆっくりと流れていきます。

思考が乱れている時は、不要な行動もしてしまうため、激しい波風を立ててしまい、困難な状況をつくり出してしまうかもしれません。多くの場合、困難に見舞われるのではなく、自ら生み出しているはずです。

しかし、困難から抜け出し、状況が流れ始めたら、まるで自分の手を離れたかのように、
誰かがサポートしてくれるもの。
そのサポートは、人ではないかもしれません。見えない力がそっと応援してくれるかのように、
目指すべき方向に、自然に進んでいくのです。
宇宙生命の流れに乗るって、こういうことかもしれませんね。

ただし現実がすぐに大きく変わるわけではありません。
現実の時間軸においては、種を蒔いて実が出るまで、時間は要するからです。

リーディングのポイント

ソード6の主人公は、船に座っている女性と子供です。船を漕ぐ男性ではありません。

船の手前の海には波が立っていますが、船の向こう側、向かっている島までの海は、非常に穏やかです。
これまでの困難から抜け出し、状況がゆっくりと動き出したことを示唆しているようですね。

主人公の女性たちは、船に座ってじっとしているだけでも、応援してくれる周りの力により、正しい方向に進んでいると読めますね。

とはいえ、状況が何もなく変わるわけではありません。
恐らくは、今まで、思考が乱れていたのでしょう。乱れた思考が、困難な状況を生んでしまったのです。
頭を冷静に、落ち着いて、慎重に、ものごとを客観的に俯瞰して考えられるようになったのではないでしょうか。

正位置は、良い方向に静かに流れていくので、いい傾向性と受け取れますが、
逆位置の場合は、せっかく良い方向に流れていくのに、ちょっとした思考の乱れで、波風を立ててしまう可能性を示唆しています。
とはいえ、思考が安定してきているのは間違えないので、ここでもう一歩冷静になれれば、すぐにまた正しい方向に流れていくのでしょうね。