小アルカナ☆ソード10 SWORDS X

ソード

ソード10 SWORDS X ★限界

私たちの現実という結果は、過去の自分の考えや行動の結果です。
それがすぐに出るものもあれば、後で一気に出てくるものもあります。
もちろん、大きな間違えを犯した時ほど、結果が出るのに時間がかかる場合が多いと考えられ、その分、傷も大きくなると思われますね。

自分の考えや行動そのものが大きく間違っていたら、単純に自分に跳ね返ってくるのは当然として、
他者にとどめを刺されてしまうケースも少なくなさそうですね。

現実は、これまでの間違えや失敗の結果です。悪い現実になるということは、これまでが間違えていたという証拠です。
そこで何かを正さないと、また同じ失敗を繰り返し、同じように苦しむことになるということ。
もちろん、直すべきは「考え方」です。

これまでの考え方では、もはや限界であり、
根本的に思考を変えていかないといけないことを「現実」が教えてくれているようですね。

リーディングのポイント

ソード10は、たくさんの剣が刺さって、死んでいる人物が描かれています。
そのまま見ると怖い絵柄ですが、実際に「死」を示唆するカードではありません。

ただリーディングにおいては、実際に体が限界になり、悲鳴をあげている場合も多いです。精神だけではなく、肉体にも影響が出ているということですね。

刺さっている剣は、全て背中からです。これは、目の前にいる敵に負けた姿ではなく、味方から刺されていることを意味します。
実際には、必ずしも味方の裏切りにあったりするとは限りませんが、なぜ身内に殺されることになったのかをイメージすれば答えが出てきます。

要は、これまでの考えや行動を周りから認めてもらえないばかりか、反感を買っていた、つまり間違えていた証拠です。結局は間違った「思考」の結果でしかないわけです。

現実的には、体が限界で動けなくなる状態、外敵からの攻撃ではなく、いわゆる内部崩壊をした結末。
もはや、今までの考え方では「限界」であることを示唆しているようですね。

ソード10も、よく出るカードで、実際に完全なる終わりではありません。これまでのひとつの物語の終わりでしかないですね。だから、どういう思考が間違えていたか、反省すればいいだけだと思います。

逆位置は、背景の夜明けが強調されるので、どん底の状態が終わり、何かを学び、新しい自分が始まることを示唆している良い意味として受け取ることができますね。