スプレッドの基本は1枚引き

スプレッド

スプレッドの基本は1枚引き

タロットリーディングでは、複数枚のカードを決まった形に並べます。この並べ方をスプレッドといいます。
本やインターネットで調べると、たくさんのスプレッドが出てきます。まず覚えて欲しい事は、「これでなくてはダメだ」というものはないという事です。
ではなぜカードを決まった形に並べるといいのか、という事を一緒に考えてみましょうね。

まず、これからタロットを始める方は、毎日一回、1枚引きをする事をお勧めします。カードの意味は全くわからなくていいです。むしろ、カードの意味を覚える前に、ここから始めてもらいたいです。

なんとなく1枚引いてもリーディングにはならないので、簡単な質問を決めましょう。リーディングにとって一番大切なのが、質問の設定なんですよ。

例えば、「今日、行きつけの喫茶店に行くか行かないか」という質問にしたとしましょう。こうしたYES・NOの質問は、答えが読みやすいです。
答えの出方も設定します。いいカードが出たら行く。悪いカードが出たら行かない。と決めたとします。こうして、自分の心で「設定」するのが基本なんですね。

カードをシャッフルして1枚引きます。シャッフルにもこれでないといけないという決まりはないので、しっかり切れればいいと思います。
出てきたカードが、いいと思ったら何かいい事があるかもしれませんね。いい出会いがあるとか。☺️
悪いと思ったら、行く事で何かの不都合があるかも。行く途中にコケるとか。😅
簡単ですね。ヘタにカードの意味なんてわからず、自分が感じた印象でいいのです。コレすごく大事!

でも「これはいいのかな?悪いのかな?」ってなるカードもたくさんあると思います。
よく考えたら当たり前なんです。喫茶店に行くか行かないかなど「どっちでもいい」場合の方が多いですよね。だから、どっちにも取れるカードが出ても正解なんです。

もう一つ、質問例を挙げましょう。
「今日の夜ご飯は、肉にするか、魚にするか」これも二者択一なので、答えは出やすいですよね。
でも実際は、ほとんど「どっちでもいいんでは〜」みたいな答えになるかと思います。😅

このように、カードの意味なんてわからなくても、リーディングはできます。むしろ「質問」が大切だという事をわかってもらえましたか?

毎日、いろいろな質問を考えてみると、意外に「質問をつくる」事が難しい事に気が付きます。自分の事に関する質問なんて、限られているんですよね。
だから練習の段階から、友達などをみてあげると、覚えるのも早いと思いますよ。

このようにいろいろ試してみると、多くの質問で、曖昧な回答が出てくる事に気が付きます。
1枚のカードだけでは、微妙な回答が得られにくいんです。
だから複数のカードを使った、スプレッドが必要になってきます。

スプレッドは、カードの配置、1枚1枚の場所に対し質問を設定しているようなものです。
だから、自分で質問設定できればいいのですが、きちんとした回答を求める為には、先人の行ってきたやり方をマネた方が簡単というだけです。
もちろん、質問する内容によって、答えが出やすいスプレッドがあるのですよ。

最後に注意事項。
何かを決める時、カードに頼るようにならないように。大切な事を決めていくのは、あくまで自分です。
こうして練習する分にはいいですが、何でもかんでもタロットに頼るようになってしまうと・・・
多分、まずカードが忠告してくれるんですよね。
「悪魔」とか「死神」のカードが出てくるとか・・・😅
これ、意外とありますよ。タロットってすごいんです。😄