親子で星よみ★お父さん・お母さんといっしょに学ぼうね
君たちは、どこまでも広がっている海を見たことがあるかな?
海はとても広くて大きく、昔の人たちは、終わりがないくらいどこまでも続いていると思っていたんだ。
海はまるで生きているかのように、ずっと動いているね。
とても力強くて、やさしくもあり、まるで自分たちは海から生まれてきたかのように感じることもあるかもしれないね。
海には「波」があるね。波があるから、動いているように感じるんだ。
波をずっと見ていると、まるでリズムがあるかのように、何度も何度も現れては消えていくをくり返しているね。
私たち人間は、「宇宙生命」という全てを包み込むような広大な「海」から生まれてきたんだ。人間は「海」から生まれた「波」のようなものだとイメージしてみて。
「波」といっても海のことだよね。「波」は海の「働き」「動き」につけた名前なんだ。
人間もそうなんだよ。宇宙生命という海から波のように生まれて、また海と一体になる。そしてまた波として現れては、また海にかえっていく・・・。
こんな感じで、人間として生まれ、死んだら宇宙生命にかえっていくんだ。
そしてまたすぐに、人間として生まれてくるんだよ。
このように、私たちは、生まれては、宇宙生命にとけこみ、また生まれてくる・・・という永遠の「くり返し」を続けているんだ。
人間は何度も何度も、数え切れないくらいたくさんの人生を、これまでも生きてきたんだよ。
そしてこれからも・・・私たちの生命はずっと続いていくんだ。
君たちのお父さんやお母さんは、とっても広い海の中で、同じ「波」のような存在・・・。
同じ「波」として「親子」として生まれてきたけれど、これまでも、君たちといっしょに、何度も何度も生まれ変わっては、同じ人生を共に生きてきたんだよ。
そして、これから先もずっと・・・。
だから「親子のきずな」って、私たちが考えている以上に、ずっとずっと強くて深いんだ。絶対に切れるようなものではないんだよ。
もちろん、いつも君が子供だったとは限らない。時には君が親だったことも。
家族だったとも限らない。君がお父さんたちの「先生」だったかもしれないし、同じ夢を追いかけてきた「親友」だったかもしれないんだ。
「親子で星よみ」を勉強していくと、君たちと親との関係を思い出すかもしれないよ。
私たち人間は、「宇宙生命」という同じ生命から、「波」としての、何かの役割を持って、生まれ変わっているんだ。
私たち人間が何かの役目を果たして、成長していくから、「宇宙生命」も私たちといっしょに、進化・成長していくことができるんだ。
だから、たまには悩みや大変なことがあっても、親子でケンカしちゃうことがあっても、全ては、君たちが成長するために起きていることなんだよ。
そして思い出そう。君たちの「生命の使命」という生きている目的を。
はるか遠い過去の昔・・・永遠とも思える遠い昔・・・
君は、お父さんと何かの約束をしたんだ。この目的をいっしょに叶えよう・・・って。
何度も何度も生まれ変わって、そしてまた家族として出会って・・・。
そして、お母さんとも約束をしたんだ。その約束は、お父さんとの約束とはまたちがうことかもしれないけれど・・・。
「親子で星よみ」は、この約束を思い出すためのもの。
答えは、夜空の星たちが教えてくれるんだ。
そして、これを最初に思い出すのは、お父さんやお母さんではないと思う。きっと君なんだ。
だから、君が、お父さんとお母さんの「先生」なんだよ。