幼少期の個性は月星座で読む
星占いで「あなたは○○座です」って言われているの聞いたことあるかな?
君は、自分が何座か知っている?
みんなが生まれた時間、生まれた場所から、空を見上げた時に、星がどの場所にあったのか・・・
これを紙に書いたものを、誕生時のホロスコープチャートって呼ぶんだ。
誕生日が同じ人はたくさんいるけど、同じ時間に同じ場所に生まれるって、ほとんどないから。
だから、このホロスコープチャートは、君の生命を表した設計図みたいなものなんだ。
同じ設計図を持っている人はまずいないんだよ。すごいでしょ。

よく「あなたは○○座」って言われているのは、「太陽が○○座の位置にあった」という意味なの。
これを「太陽の星座」っていうんだ。
「太陽の星座」は、自分自身のこと。自分の特ちょうや、どういうタイプかなど、自分の個性を表しているのだけど・・・。
子供の場合は「月の星座」で見た方がいいんだ。
君が生まれた時、「月が○○座の位置にあった」ということだね。
「月の星座」は、自分自身の心や、感情を表すんだ。
君はどんな心の持ち主で、どういう感情が出てくるか・・・ということがわかるよ。
生まれたばかりの赤ちゃんから7才くらいまでの「幼少期」は「月の星座」に特ちょうが出るの。
そしてお兄ちゃんお姉ちゃんになっていくと、「太陽の星座」の特ちょうが少しずつ出てくるようになるんだよ。
小さな子供の頃は、笑ったり泣いたり怒ったり・・・好きかきらいか、楽しいか楽しくないか・・・「感情」で、いろいろなことを決めるんだ。
「感情」というのは心の声。自分の心がどのように感じているか。
これらが、どんなパターンで出てくるか・・・これが「月の星座」からわかるんだ。
小学校に行くようになって、いろいろなことを勉強するね。学校の勉強だけではなく、お友達との関係や、家庭でも・・・。いろいろなことを体験するようになって、自分で「考える」ようになってくるんだ。
時には心で感じていることを、そのまま表には出さないようにしたり、大人から教わったとおり「こうしなくちゃ」と考えるようになったり、心より「頭」を使うようになってくるの。
いやなことがあっても、すぐに怒っていたらケンカになっちゃうし、すぐに泣いていたら恥ずかしいし・・・。このように頭で考えて、感情をおさえて「こうしよう」という自分が出てくるんだ。
このパターンが「太陽の星座」のようになってくるんだよ。
ここが一番大切なこと。
では、大人になったら、「月の星座」っぽくなくなるの?「感情」がなくなってしまうの?
月は自分の「心」だから。「心」が無くなるわけはないよね?
でも、感情を出さなくしてしまって、自分の「心」を見失ってしまう人もよくいるんだよ。
だから、自分の「心」を知ることはとても大切。
自分が何が好きで、どういう感情を持っているのか・・・。
子供のみんなは、まずは自分の「月の星座」をよく学ぶことから始めようね!
よく自分の「星占い」が当たっていないと感じる人がいます。大抵の場合、「太陽星座」の自分を自覚できていないパターンです。このような場合「月星座」で見た方が、当たっていると思うはずです。
「太陽星座」は社会的な自分を示します。つまり他者から見た自分を象徴するのです。
一方「月星座」は内面の自分です。自分が認識する自分像が、月に現れるのです。
従って、近年では「月星座」を中心に読む星占いも増えているようです。
上記で語った通り、0歳〜7歳の子供は、月星座の性質が強く現れます。従って、子供と一緒に学ぶ「親子で星よみ」の場合、まずは太陽星座の前に、月星座を学んでいこうと思います。
さて、7歳〜8歳くらいの年齢は、どのような変化が起こるのでしょうか?
自我が芽生え始める頃です。
自我とは「自分は自分」と認識し、「自分と他者」を区別する心の作用です。
生命の個性占星術においては、宇宙生命から「個」として分離するために、宇宙生命の自分という記憶に霧がかかったかのように見えなくなっていきます。この過程で自我が成長していきます。自我が成長し、「個」としての使命を果たす為には必要なことと捉えますが。
これを別の角度から見た場合、「月」が象徴する過去世からの記憶、これが「感情」として現れるのですが、感情に蓋をし始める年頃なのです。
また、この頃に、家庭の環境や学校での人間関係を通して、トラウマを作ってしまい、感情が壊れてしまうケースも多くあるのです。
もちろん大人になってからも、自身の感情と、外面の自分をうまくコントロールしていくことが大切。感情を見失ったり、殺すようなことがあっては生きづらい人生になってしまいます。
だからこそ、子供のうちに自分の感情の傾向性を知ることも大切。さらには親が我が子の「心」を正しく理解し、サポートしていくことが大切になってくるのではないでしょうか?