生命と生命をつなぐもの

親子で星よみ

生命と生命をつなぐもの

夜空にどこまでも広がる大宇宙だいうちゅう
そしてみんなの心の中にも、宇宙は広がっているんだ。

心の中の小宇宙しょううちゅうと、夜空に広がる大宇宙だいうちゅうは、本当は同じものなんだ。
そして、君たちの生命いのちは、宇宙生命うちゅうせいめいとも同じなんだよ。
とっても不思議ふしぎだね。頭ではわからないかもしれないから、心で感じてみてね。

つまり、君たちとお父さんお母さんは、同じ宇宙生命として、一番近くでりそっている生命いのちなんだ。
だから、何度も何度も生まれ変わっても、また君たちのすぐ近くにいるんだよ。

親子というのは、永遠えいえんつづいていく、とっても深いきずなでむすばれているんだ。

でも、宇宙生命から人として生まれた時、この深いつながりを忘れてしまうんだ。
何よりも大切な、親子のつながりをわすれてしまいそうになった時・・・
夜空の星々が、きっと思い出させてくれるよ。

時には、お父さんお母さんが、近くにいられないこともあるかもしれない。
お兄ちゃんお姉ちゃんになった時、近くにいても、お話しをしたくない時がくるかもしれない。

でも、心の中では、いつでもつながっているからね。
心の中では、いつでも君たちを見守みまもって、いつでも応援おうえんしてくれているからね。
いつでも、どこにいても、君たちしあわせをねがっているからね。

だって、宇宙生命の中では、親子はいつでも一番近くにいるのだから。

夜空の星々は、生命いのち生命いのちが語り合う、生命せいめいの言葉なんだ。
だから、いつでもわかり合えるように、今から親子でいっしょに勉強していこうね!

お父さん・お母さんへ

人間の生命は、大宇宙の生命と同一です。言葉にするのは簡単ですが、頭で理解するのは難しいかもしれません。
これは、生命で理解していくしかなく、人生の様々な出来事も、最終的にはこの生命の真実を覚知する為に起こるのだと思います。

もちろん全ての人が同じ生命なのですが、その中でも近い遠い、深い浅いと表現する違いはあります。
宇宙生命を広大な海に例えた場合、人間の生命は波のようなもの。波といっても海そのものです。波は海の「働き」を表す言葉でしかありません。
波は、時には水面から現れ、また海と一体化します。この繰り返しが、人間の輪廻転生みたいなものだと例えることができます。
そして波の中でも、身近な存在を波頭として例えた場合、親子や家族は、波頭から生じる一雫の波飛沫しぶきのようなもの。
この人生で一度は別れたように見えても、また生まれ変わり、同じ人生を生きていくのです。

親子の絆がどれだけ深いか、イメージできますか?

これを意識するかしないかで、現実の親子の関係も変わるはず。
いつかは必ず体験する親子の死別でさえ、永遠の生命から見た場合、一時の別れに過ぎないのです。

親子として、輪廻の旅を続けている目的が必ずあるのです。それを具体的に星から読み取っていくのが、この親子で星よみの一番の目的といっても良いでしょう。

生命の本質は、頭で理解しようと思っても、なかなか理解できるものではありません。
心で思い出していくしかないのです。そういう意味では、子供のうちが一番のチャンスなのです。

だから、この一番大切な要ともいうべきテーマは、繰り返し語って、心に響かせていきたいと思います。
一番大切な根っこを思い出してしまえば、枝葉など簡単に思い出せていけるからです。