惑星☆私たちのエネルギーの源

天体の基礎

惑星わくせい☆私たちのエネルギーのみなもと

私たちが生きている地球ちきゅうなんて、広大こうだいな大宇宙から見たら、とてもとても小さな星にぎないんだ。
どこまでも広い海の「砂浜すなはまの中の一粒ひとつぶすな」のようなイメージだね。

私たちは「地球ちきゅう」という太陽のまわりを回っている「惑星」わくせいという種類しゅるいの星にいるんだ。
明るくかがやく太陽は、私たち全ての生物せいぶつのエネルギーのみなもと
太陽があるから人間は生きられるし、地球だって太陽があるから生きているんだよ。

太陽のまわりには、いくつかの惑星わくせいがあって、それぞれが太陽のまわりをずっと回り続けているんだ。
これを「公転こうてん」しているというんだ。

太陽から近い方から・・・
水星すいせい金星きんせい地球ちきゅう火星かせい木星もくせい土星どせい
ここまでの星は、地球から目で見ることができるよ。夜空に特別とくべつ明るくかがやいている星たちだよ。

そして、天王星てんのうせい海王星かいおうせい冥王星めいおうせい
肉眼にくがんでは見えないけれど、地球から遠くはなれたこの星たちも、同じ太陽のまわりを回っている惑星わくせい仲間なかまなんだ。

太陽のまわりを回る、惑星わくせいたち全体の名前を「太陽系たいようけい」っていうんだ。
そしてどの惑星わくせいも、太陽のエネルギーをもらいながら、生きているんだよ。

地球から見た星の中では「月」が一番大きく見えるね。
それは、月が地球から一番近いから。実際じっさいは、他の惑星わくせいくらべたら、ずっと小さい星なんだ。

月は地球のまわりを回りながら、地球と一緒いっしょに太陽のまわりを回っているんだよ。
月は惑星わくせいではなくて「衛星えいせい」っていう種類しゅるいの星なんだ。

ポイント

惑星わくせい=太陽のまわりを同じリズムで回っている星の種類しゅるい
(例)地球は太陽のまわりを1年で一周いっしゅうする惑星わくせい

衛星えいせい惑星わくせいのまわりを同じリズムで回っている星の種類しゅるい
(例)月は地球のまわりを約27日で一周いっしゅうする衛星えいせい

そして、宇宙には、私たちの太陽系たいようけいみたいな「星の仲間なかまたち」が、たくさんたくさんあるんだよ。

星座をつくっている、一つひとつの星が、地球からずっとずっ〜と遠くはなれたところにある、君たちが知っている「太陽」みたいな星なんだ。
すご〜く遠いところにあるから、小さく見えるだけで、ものすごくかがやいてエネルギーが高いから、こんな遠くはなれた地球でも目に見えるんだよ。

夜空に数えきれないくらいたくさんある星々は、全部「太陽」の仲間なかまのような星なんだ。
そう考えると、どこか遠い星に、自分たちが知らない「宇宙人うちゅうじん」がいてもおかしくないよね。

私たち人間には、まだまだ知らないことがたくさんあるけど、その一番の不思議ふしぎが「宇宙」なのかもしれないよ。

お父さん・お母さんへ

今回は惑星の解説です。各惑星の特徴は、別の機会に一つずつ丁寧に解説しようと思います。
改めて解説しますが、占星術では地球を中心に考えるため「太陽」「月」そして「冥王星」も惑星として捉えます。
冥王星は、太陽系の9番目の惑星とされていましたが、天文学が進むにつれ、太陽系内に冥王星と同じくらいの大きさの天体が次々に発見され、遂には冥王星より大きな星まで発見されました。それに伴い、天文学上では「準惑星」の位置付けとなり、惑星の仲間からは外されてしまいました。

しかし占星術においては非常に影響力の大きい星であることから、現在でも「惑星」として扱われています。
占星術における地球から一番遠い惑星である「冥王星」は、人間の心の中にある小宇宙においては、無意識の領域の一番深いところに位置することになります。宇宙生命に一番近い星でもあり、人類共通の「集合的無意識」を示す星として、時代の転換期に大きな影響を与えてくる星なのです。