太陽星座の性質が素直に現れるとは限らない

お父さん・お母さんへ

太陽星座の性質が素直に現れるとは限らない

誕生日からわかる自分の星座は、太陽の星座のことです。
そして幼少期の子供のうちは、月の星座の性質が強く現れます。

大人になっても、太陽星座の性質が、当たっていない感じの人、客観的に見たら当たっているのに、本人は全然自覚していない人などもいます。

これはなぜなのでしょうか?
今回は、太陽星座の認識を、生命の成長という観点から見直してみたいと思います。

私たち人間の生命は、宇宙生命と同一です。
宇宙生命を広大な海に例えた場合、人間の生命は波のようなものです。
波は海そのものです。波は海の働きを表す言葉に過ぎません。

とはいえ、同一の生命と認識するのは簡単なことではない為、
あえて、私たちには「宇宙生命の私」と「人間としての私」の生命があると表現します。

これを心理学では、人間には、宇宙生命に戻りたいという帰属的欲求と、個の生命として独立したいという分離的欲求があると言われています。

生まれたばかりの赤ちゃんは、「宇宙生命の私」が強く残っているのかもしれません。
幼少期の頃も、「宇宙生命の私」の中にある過去世の自分が、感情という形で自然と表に出るのでしょう。

しかし思考をする力が育ち、様々な知識を覚えていくうちに、自我が芽生えます。
自我とは、私を私と認識する力、つまり、他の存在を、私ではないと分離していく力です。

こうして自我が育っていくと共に、人間として生まれてきた目的、自己実現を目指していくのです。

太陽星座の象徴は「自我」です。
だから、大人になったからといって、自己が確立しているわけではありません。
ここに、太陽星座の性質と、自分の認識にズレが生じるのだと思います。

太陽星座の性質は、自分にとって、得意な性質とは限りません。
むしろ、今回の人生の中で、学んでいくステージを示しているようなものです。
太陽星座のように生きていこうね、といった、人生の目標のようなものと捉えるといいでしょう。

さて、子供の星を読む場合、まずは月の星座を読むといいかと思います。
なぜなら、月の星座には、その子の感情という「心」の傾向性が現れているからです。

もちろん、太陽の星座を学ぶことも大切です。
なぜなら、みんな生命に託された、今回の人生の目標が示されているからです。

このように、誰もが太陽星座のような性質を確立しているとは限らないのです。
しかし、太陽星座の示すように進んでいくと、「生きやすい」と感じるはずです。
反対に、親や周りの考えや経験を押し付けて、太陽星座らしくない道を歩かせてしまうと、生きづらさを感じる可能性もあるということです。

そして最終的には、この人生で叶えていく、使命の形が示されているのです。
だから人生の晩年になり、太陽のように輝いていく人が、勝利の人生を歩んでいるのだと思います。

太陽は、自分が輝くことで、周りを照らします。
私たちの頭上に輝く太陽には、恐らく生命体は存在しないと思われます。
しかし太陽が輝くから、地球上のすべての生命が、元気でいられるのです。

太陽は生命力の象徴です。

私たちが、太陽星座の示す道に生き、自己実現していく人生の使命とは、
自らが輝くことで、他者に勇気や希望を与えることなのだと思います。

「私もあの人のようになりたい!」という希望を与えるから、
そう感じた人も、自らの人生を輝いて生きていくはずです。

これこそが、太陽星座に示された、宇宙生命から人間として生まれてきた、私たちの役割なのではないでしょうか?

我が子には、どんな素晴らしい未来が待っているのでしょうか・・・。