宇宙生命と人間の生命、人として正しい道を。
砂浜に次々に押し寄せる 波を見ていると、
私たちが生きている、この地球の 力強いエネルギーを感じないかな?
海も生きているんだ。この地球も 生命はあるんだって感じないかな?
私たち人間の生命は、この宇宙という名の、私たちの世界全体と、同じ生命なんだよ。
宇宙の生命を、どこまでも続く、広大な海と考えた時・・・
私たちの生命は、波のようなものなんだ。
波といっても、海そのものだよね。
海の水面から出てきたと思ったら、すぐに海に一体化していく・・・
そしてまた水面から現れては、海の中に消えていく・・・
波とは、海の「働き」を表した言葉であって、波も 海のことなんだ。
私たち人間は、宇宙という名の海の、波のような存在。「宇宙の働き」が人間の生命なんだよ。
人間は、波と同じように、この世界に生まれては、また宇宙に溶け込み、そしてまた生まれ、宇宙に帰っていくんだ。
このように私たちは、何度も何度も生まれ変わるように、人間の人生を繰り返しているんだけれど、
いつでも宇宙と一緒なんだよ。
これは毎日のリズムにも似ているね。
朝起きて、日々の活動をしたら、夜は寝る。そしてまた次の朝が来る・・。
これの繰り返し。
夜寝ている時は、宇宙生命に包まれているんだと思う。
寝ている時に見る夢は、ずっと前の人生を思い出しているのかもしれないね。
波はよく見ると、波の頭が丸い玉のようになっているんだ。
これを波頭っていうんだけど、
私たちが、この人生で出会っている身近な人たち・・・
例えば、お父さんやお母さん、家族の人たち、大切なお友達・・・
この人たちは、同じ波頭として一緒にいる、宇宙生命の中でも、特に近い生命なんだ。
長い人生の中では、近くにいられないことも、離れて暮らすようなこともあるかもしれない。
君たちが学校に行っている時は、別の場所にいるよね。
でも、生命から見たら、いつでも一緒にいるんだ。
いつでも心は、君のすぐ近くにいるんだよ。
そして、消えてはまた現れてくる波のように、
大切な人たちとの絆は、永遠に続いていくんだよ。
そして波頭の先から飛び散る波飛沫。
この一番小さい一粒の波が、私たちの人間としての生命みたいなもの。
星よみで見た時、この波の粒の働きを表しているのが、君の 太陽だよ。
君が、宇宙生命の一部として、どんな働きをする為に生まれてきたのか・・・
これからの人生の中で、どんな役割があって、何をする為に生まれてきたのか、
それを教えてくれるのが、君の太陽の星座なんだ。
そして、海の深いところには、
潮という、海を動かしている大きな流れがあるんだ。
まさに宇宙という海と、一番 一緒になって動いているエネルギー。
それが冥王星が表してものと考えていいかもね。
冥王星は、みんなの心が一つになって、世界を動かしているエネルギーの象徴。
同じ時代に生まれてきた人達には、同じ役割があって、この世界を創っているんだ。
今の冥王星は、やぎ座とみずがめ座を 行ったりきたりしているよ。
だから、今の子供たちの冥王星は、やぎ座か、みずがめ座のどちらかなんだ。
そして、これから生まれてくる子供たちは、冥王星みずがめ座 として生まれてくることになるよ。
こうして見ると、
今の子供たちの役割は、世界が大きく変わるこの時を、体験するために生まれてきたって言っていいね。
君たちのお父さん・お母さんが生きてきた時代の良いところを引き継ぎながらも、
新しい時代に戸惑っている大人たちを、引っ張って変わっていくのが、君たちの大切な役割かもね。
みずがめ座の大きな特徴は、自由。風のように自由に生きること。
でも自由といっても、何をしてもいいってことではない。
もちろん、古い時代の人たちが作ったルールを守るのが正しいとも言えないけれど・・・。
自由な時代こそ、「人として」何が大切かというものを大切にしていくべきなんだ。
日本という小さな国だけに通じるルールではない。
世界各地、どの場所であったとしても・・・
そして年齢や立場が違う人でも、
どんな違う時代の性質があったとしても、
決して変わらない 人としての正しい道、というのはあるはずなんだ。
その心を学び、古い時代と新しい時代をつないでいく役割。
地の時代から、風の時代の変化のこの時に、
やぎ座の時代から、みずがめ座の時代への移り変わりの時に生まれてきた、
君たちの生命の使命なんだよ。
みずがめ座の大きな性質に、情報伝達やコミュニケーションの変化があります。
まさに プレ みずがめ座の時代に生まれたのが、今のSNS社会です。
SNSの普及により、地域という壁を越え、より多くの人とコミュニケーションが取れる時代となりました。
しかし、何を言っても自由という風潮や、顔が見えないが故に、平気で他者を傷つけてしまう、マイナス面が強調されてきています。
もう既に、風の時代の 負の側面が、表面化してきているとも言えるのです。
例え情報手段が変わっても、時代が変わっても、良い事、悪い事があります。
それが「人としての道」 つまり、正しい道徳や 道理になるのではないかと思います。
こうした「人の心」を子供たちに伝えていくことが、私たち大人の課題なのではないでしょうか?
親が子に何かを教え、子が親にも新しい世界を教えてくれる。
そんな時代になっていくと思います。