冥王星みずがめ座の子供たち

星々の叡智(動画付き)

冥王星みずがめ座の子供たち

私たち大人は、生まれた時から「地の時代」を 生きてきました。
私たちの人生を振り返っても、世の中はどんどん変化してきましたが、
地の時代から風の時代へと変わっていく、これからの時代は、
私たちが想像できないくらいに、劇的に変わっていくのではないでしょうか・・・。

それでは、冥王星 みずがめ座の子供たちのテーマを考えてみましょう。

冥王星 みずがめ座の最大のテーマは、まさに古いものを壊して、新しいものを創り上げること・・・。

この根底にあるエネルギーの質を、周りが十分理解してあげることが大切かと思います。
私たち大人が、変わりきれない 様々なものを、容赦なく壊して、
私たちには想像もできないような、全く新しい世界を創っていくのでしょうね。

彼ら、彼女らは、自由を求めます。そして自分が好きでないものを、押し付けられることを嫌います。
そんな彼らの本質を理解せず、地の時代の 古い価値観を、それでもと押し付けてしまったら・・・

きっと彼らは、我慢するだけにはとどまらず、壊しにかかってくるに違いありません。
ここに気がついてください。彼らの生命の中には、古くて不要なものは「壊して無くす」という根源的な目的を持っているのですからね。
彼らの本質は、革命家なのですから・・・。

さて、好き嫌いのはっきりしている彼らは、人間関係においても、誰にでも同じように接するとはなりにくいかも。特別好きな仲間を見つけて、とことん仲良くなる傾向がありそうです。
だから与えられた集団には馴染まなかったり、時として、はみ出してしまうこともあるかもしれないですね。

そんな彼らは、人生の早い段階、恐らくは子供時代に、友達を通して辛い体験をするかもしれません。
すごく仲の良かった親友と 突然別れることになってしまったり、集団の輪の中に全く入っていけなくなったり・・・!ケースは様々だと思います。

そして、みんなの少し離れたところから、みんなを観察することで、本当の友情とは何か、仲間とはどういうものなのか、ということを客観的に考えさせられていくのです。

彼らの生命には、物事を客観的に見て 熟考することで、新しい形を生み出すという 目的がある為に、集団から少し離れたところで、孤独を体験する「時」が必要。辛い体験も、この学びの為に 起こるべくして 起こることなのでしょう。

みずがめ座11ハウスと、対極にある、しし座5ハウスの共通したテーマは、集団の中での自己実現。

しし座は、まさにライオンのように、ピラミッドの集団の頂点に立って、仲間を守ります。
彼らは、自分が得意とする分野、自分の個性を生かしきることで、頂点まで上り詰めました。

みずがめ座の彼らの居場所は、集団の仲間たちと同じ場所です。立場は、あくまで横並びですね。

そして、彼らの作る集団は、最初から大きな集団ではないでしょう。
気が合うものが集まったり、同じ趣味や、同じ特技の者が集まる集団とも限りません。

彼らが一番大切にするものは、イデオロギーだと思います。
すなわち、共通した思想や信念を持った者たちが、同じ理想を描いていく集団。
しかし、集まる人たち、個々の個性は様々でしょう。
色々な能力や特技を持った者が、同じイデオロギーの元に集まります。

そして集団の中での自分の位置付けを、自分で見つけ、自分なりの個性を発揮していく・・・。
これが彼らの「自己実現」の形なのですね。

みずがめ座には、自由というテーマがありますが、
自由とは、何でも良いというわけではないと思います。
プレ 風の時代に生まれた SNS社会。
既にたくさんの、風の時代の 負の側面も表面化しているように感じますね。

人間の作ったルールなどは、必ずしも正しいとは限りません。
人類の成長を阻害するルールは、みずがめ座の子供たちが、どんどん壊していくはずです。

でも時代が変わっても、場所や世代が違っても、
変わらぬ 普遍の正義というものはあるはず・・・。
人としての正しい道、正しい生き方。道徳や道理・・・。

私たちが持っている答えは、子供たちに伝えていくことが大切です。

みずがめ座の彼らの本質は、周りに無関心なのではありません。
自分の世界に 引きこもる性質でもありません。

彼らは彼らなりの方法で、少し離れたところから、客観的に観察することで、
何が理想なのか、ジャッジしていくに違いありません。

普遍の真実、高いイデオロギーのもとに集まった、彼らの創る小さな集団が、
どれだけ豊かな未来を創っていくのか・・・。

現実だけ見ていると、不安ばかりしか感じない、この先の未来も、
地の時代を生きてきた、私たちの目に映る未来像でしかありません。

みずがめ座の時代を生きる子供たちは、
私たちの想像を遥かに超える世界を、革命家の生命のままに、創っていくに違いありません。

子供たちこそが、未来の希望ですね。