小アルカナ☆ソード1 ACE of SWORDS

ソード

小アルカナ☆ソード1 ACE of SWORDS

基本的な意味

新しい何かに挑戦する意志が固まる。
何がなんでもやり遂げるという強い思考を持つ。

逆位置

固めた意志や、今の思考は、本当に正しい道なのでしょうか?

生命のストーリー

人間の生命には、宇宙生命の帰属的欲求と、人として独立したいという分離的欲求があります。
人は成長していく過程で、自我が芽生えます。自我とは、個を確立し、他と分ける意識の事。他者や周りの環境は、「私とは別の存在だ」と認識する心です。
こうして自我の確立と共に、宇宙生命と同一であるという自己の生命の本質を見失っていくのでしょう。これは、個としての役割を果たす為には必要な事でもあるのです。

自我の成長は、思考の発達と大きく関連します。人は自分の頭で考え、自分なりの思想を持つ事で、より個性が花開いていくのですから。

ソードのエースは、何か新しい事にチャレンジする意思が固まった事の象徴です。
自分が決めた目標に対して、「絶対にやり遂げるんだ!」と強く決意を固めた証です。

手にした剣は、何かを打ち破っていく為の力です。
どんな困難や障害があっても負けないんだと、どんなライバルが現れても勝っていくのだと。
剣で打ち破るのは、弱い自分の心、恐れや不安を感じる感情なのかもしれません。

読み方のポイントと、私の見解

ソードが示すのは思考。人は思考する事で、自分の目標を定め、何かを決意していきます。
まさに絵柄の通り、勇気を振り絞って、強い決意を固めたのでしょう。

この人が選んだ道は、まさにソードが象徴する「風」のエネルギーのように、自由で何にも縛られず、自分の意志で選んだ道に違いありません。

ただここに、注目すべきポイントが何点も隠されています。
ワンドのエースとソードのエースは、両方とも新しい何かに挑戦していく事を示したカードとして、混同しがちです。
ワンドは心から湧き上がるエネルギーの象徴なので、始めたくて仕方ないという気持ちで、心がワクワクしているイメージです。
一方ソードは、あくまで頭で考えて「こうしよう」と決めているので、どちらかと言えば「こうしなくては!」という考えで、自分をコントロールしている感じですね。もしかしたら、本当は怖くて不安な感情があるのに、感情を剣で押し殺すかのように抑えて「こうしなくちゃ!」となっているのかもしれません。

頭で考えて、何かを思考するのは人間の特権です。
動物たちは本能に任せて、好きなように生き、嫌いなことを避ける事で生き延びています。
でも人間は思考するから、様々な道が生まれます。まさに風のように、自由でその人なりの生き方を選んでいくのでしょうね。だから宇宙生命の中に、大きな変化が生まれるのだと思います。

思考で決めていくという事は、道を謝る可能性もあるという事。
人間は、間違える事の方が多いかもしれませんね。ニュースを見ていても、世の中全体が道を誤っているように思えてしまいます。

ソードのエースの正位置は、剣の頭上の冠が示すように、勝利の方向に向かって、新しい何かを決意した証拠です。
逆位置は、「道を間違えている」と読んだ方がいいと思っています。勝利できない方向に向かって、何かを始めようとしているよ、と。

もちろんエースのカードは、何かの始まりを表すもので、何かの結果を示すカードではありません。だから逆位置が出た時は、「今からやろうとしている事、本当にそれでいいの?」と問われていると捉えるとどうでしょうか?

逆位置が出る位置によっては、例えばオラクルのような場合だと、「あなたの考えている事、間違えているよ!」という強いメッセージかもしれませんね。
人生では軌道修正はいくらでもできます。でも、行動を起こす前に教えてくれたら、これほど有難い事はないのでは・・・とは思いませんか?