時代の変革期のテーマを読む
今が時代の変革期であることは、恐らくほとんどの人が感じているのではないでしょうか?
これまでと同じではいられない。何かが変わり始めている。そんな感覚は誰の心の中にもあると思います。
新しい時代は「風の時代」と呼ばれています。
これは占星術を元に読んだ場合、長く続いた「地」のエレメントから「風」のエレメントに変わった事を意味しています。
どんな時代のどんな性質にも良い点と悪い点があります。
時代の変革期には、新時代の良い面が目につきやすいです。逆に古い時代の悪い面も強調されるでしょう。
「地の時代」ではお金や物質的な価値が大きなテーマでした。実際に、人類は驚くほどの科学的発展を遂げ、物質社会という一面においては、かつて歴史にないほど、進化を遂げました。
占星術で見た場合は、直近までは地のエレメントの中でも「やぎ座♑️」の時代でした。
やぎ座の特徴は、コツコツ努力を積み上げて、社会を発展させていくエネルギーがある事です。
また、規則やルールを重んじる価値観にあり、「こうでなくてはいけない」というような義務感が強調されていました。
今は「風の時代」の草創期。占星術では「みずがめ座♒️」の時代とも言います。
みずがめ座の特徴として、自由で独創的な性質があります。他者から縛られるのを嫌い傾向もある為、これまでの「やぎ座♑️」の価値観からは外れてしまう人も多いでしょう。
今、社会は行き詰まっているように見えますが、今までの価値観の延長で考えていたら、先が見えなくなって当然なのです。これからは、想像もできないほどの新しい何かが生まれていくはずなので。
ではなぜ「みずがめ座♒️」の時代と言われているかが、時代を読み解くポイントになります。
今まさに、冥王星が、やぎ座♑️からみずがめ座♒️に移ろうとしているからです。
冥王星は、無意識の奥底、人類共通の「集合的無意識」を意味する星です。そして冥王星のテーマは「破壊と再生」・・・。
今、人類全体の無意識の領域で、古い何かが破壊され、新しいものが生まれようとしているのです。
地球から見た天体は、一時的に逆方向に動くように見えます。これを「逆行」と言います。
冥王星は、順行と逆行を繰り返し、やぎ座♑️とみずがめ座♒️を行ったり来たりしています。
最初に冥王星がみずがめ座♒️に入った頃、コロナ禍が始まり、まさに日常や社会のルールが大きく変わりました。その後、戦争が始まったり、異常気象が続いたり、冥王星の示す「破壊」の一面が強調されている数年間でした。
いよいよ冥王星も、本格的にみずがめ座♒️に留まるようになります。
これから、新時代の再生が始まってくるのです。
このような時代の転換期において、過去の価値観にしがみつこうとする人は、生きづらさを感じるに違いありません。未来に希望を持てず、不安と恐れに駆られてしまうかもしれません。
逆に、新しい価値観に移行していける人は、自分の心が進化していく感覚を感じるのではないでしょうか?予想もできぬ未来に夢を描き、その中で自分が何をしていくか、ワクワクしながら考えていくのではないでしょうか?
このテーマは、当サイトでも深く掘り下げるていこうと思います。
占星術を通して見た、やぎ座♑️やみずがめ座♒️の特徴を学べば学ぶほど、時代の流れも見えてくるはずです。