共依存から共栄共存へ☆牡羊座と天秤座の場合

12星座-生命の物語

共依存から共栄共存へ☆牡羊座と天秤座の場合

人間にとって、人間関係はとても大切なもの。
他者との関係があるから幸せにもなるし、悩みの原因にもなります。

そして古い時代から新しい時代へ移行するこの時に、
すべての人に与えられたテーマがあるようです。

その大きな一つが、共依存を抜け出して、共栄共存の関係を築いていくこと。

人には誰でも、特に大切にしているものがあります。それは各星座のテーマに示されていましたね

例えば蟹座4ハウスのテーマは家族、山羊座10ハウスのテーマは社会でした。
牡牛座2ハウスと、蠍座8ハウスには、ソウルメイトとの関係というテーマがあります。

このように、星座ごとにテーマは違うのですが、
ある星座の性質に強く傾けば、その対象に強く依存する傾向が生まれます。
他者と共依存の関係に陥れば、自分の成長を阻害するばかりか、他者の成長をも妨げることになります。
この傾向が進めば、お互いに過去世の業を、現実に引き起こしてしまうようです。

見方を変えれば、乗り越えるべき課題があるからこそ、現実の試練が起きるべくして起こるのかもしれません。

共依存とは、1/2+1/2=1のような関係。
本当は自分でできること、すべきことまで相手に頼ってしまうので、自分で自分を半人前に落としてしまいます。
ここで重要なのは、自分だけではなく、相手にも依存させてしまうので、相手をも半人前にしてしまうという点でしょうか。

それに対し、共栄共存の関係とは、精神的に自立した個人と個人が、各々の能力や個性を活かしながら、協力し合う関係です。
いわば、1+1=2ではなく、何倍もの力になっていく関係といえるでしょう。

これまでの地の時代は、共依存の関係が強くなりすぎていました。
特定の他者に対してだけではなく、民衆は国に依存し、国は他国に依存し、もはや自分達だけでは生きられないほどに弱体化しているようです。

今の社会や国を責めたくなる気持ちはよくわかりますが、
根本的には、責任を自分の外に求めているだけでは、何も変わらないと思います。
もちろん時間はかかるはずですが、まずは依存を起こしている 自分達の心から変えないといけないのかもしれませんね。

さて、各々の星座ごとの課題は、この先も考察していきますが、
今回は、牡羊座1ハウスと、天秤座7ハウスのパターンを考えてみましょう。

牡羊座と天秤座の共通目標は、人間関係の中でも基本中の基本、1対1のパートナー関係における共栄共存の道を学ぶことです。

ここから始まる学びのステージは、獅子座5ハウスと、水瓶座11ハウスでは、集団の中での共栄共存を学ぶことになります。
乙女座6ハウスと、魚座12ハウスに至っては、すべての生命は本来は一つであることを自覚して、他者の為に生きる生き方を学ぶことになるのです。

牡羊座1ハウスは、自己自身に集中し、自己の確立を目指していきます。
しかし自分のことを中心に考えていたら、周りが見えなくなります。
また、自分の 興味 関心があることだけに熱中したら、生きていく為に必要な要素のバランスを欠きます。結果として、自分が関心ないことを、他者に依存する傾向になりがちですね。

天秤座7ハウスは、パートナーに関心を持ち、自分とは違う 他者の個性を学びながら、生命では自己を確立しようとしていきます。
しかし他者に合わせようという傾向が強くなると、自分らしさを見失うので、自分の特技や個性を見失いがちになりそうですね。
やはりパートナーと一緒にという形が進めば、共依存に陥るのは目に見えています。

結局は、自分の性質が偏ることで、悪い方向に流れてしまったら、共依存に陥ることがわかりますね。
恐らくは人生のどこかで、自分と、パートナーの関係を見直す時が来て、
共栄共存を学ぶチャンスが来るのだと思います。

自己を知るということは、自分の良さを理解するということ。
同時に、自分の苦手な部分も理解し、一人で生きることの限界を感じるはず。

共栄共存の道は、自分の個性を最大限に発揮し、その力を他者の為にも使っていくことです。
お互いがお互いに、そういう心で向き合うから、
二人の力でも、何人分ものエネルギーに変えていけるのでしょう。

こうして、牡羊座さんと天秤座さんは、自分を知ることで、最後は他者との最高な関係を築いていく使命があるはずです。

もちろん全ての人が、教科書どおりに進める訳ではなく、多くの人はテーマにさえ気が付かず、課題をクリアできずに人生を終えるのかもしれません。
ホロスコープ上に、過去世から引き継がれてきた課題が現れているのが、これを示しているようにも思えますね。

だから自分の人生の道筋を、事前知識として知ることは、大きなアドバンテージです。
ホロスコープが人生の航海図と言われているのは、このことですね。

最後は、自分がどの方向に進んでいくかなのでしょう。