天秤座の学び★自分を知る事で得られる関係
夜空に輝く 満天の星々。
そして夜空の天体の配置を 図に表したものがホロスコープ。
夜空に広がる大宇宙は、私たちの心の中にある 小宇宙を映し出したもの・・・
科学の未発達な時代から、星が 私たちの人生の道標となることに気が付いた人類は、
ホロスコープを人生の羅針盤のように活用してきました。
12星座ごとに人生の学びのステージが用意されています。
もちろん実際には、各個人により、学びの強弱や吉凶、様々なテーマを抱えており、
それらをホロスコープから読み解くことができるのですが、
ここでは基本中の基本となる、12星座ごとのテーマだけを紹介しています。
さて、牡羊座1ハウスから乙女座6ハウスまでは、個人が主体の 学びのステージでした。
いよいよ天秤座7ハウスからは、他者との関係を学ぶ段階に入っていきます。
人間はひとりで生きる生物ではありません。
他者との共存が、いかに大切か。
実際に、人生の悩みの大半が、人間関係にあるのは疑いようもありません。
そして天秤座は、対人関係の基本となる、一対一のパートナーシップがメインの学びです。
天秤座さんは、人生を通して、多くの人と 一対一で関わりながら、様々な学びを得ていきます。
もちろん自分自身は「学びの為に」誰かと付き合っているとの認識はないはずです。
それでも生命の底に、こうした課題があるからこそ、自然と多くの出会いや別れを体験するのです。
天秤座さんといえば、恋が多いようなイメージはありますが、誰でもそうとは限りません。また恋愛などのパートナー関係だけとも限りません。
多くの人と集団の一員として関わる学びではなく、あくまで一対一の関係にスポットが当たるというだけです。
その関係は、友人、ビジネスパートナー、時にはライバルや敵といった場合もあるでしょう。
天秤座さんの人間関係の特徴は、自分と全く違う人に引かれるという点でしょう。
例えば恋愛の場合は、同じタイプの人を好きになるというより、全く違うタイプに惹かれる傾向が強いでしょう。
ビジネス関係でも、自分と違う能力を持つ人と組んだり、タイプの違うライバルが生まれたりしやすいのではないでしょうか?
これは無意識のうちに、自分の知らない、自分とは違う人の性質を学びたいという欲求があるからです。
言い換えれば、自身の自我を確立する為に、他者の自我を学びたくなるのです。
だから他者と接する時に、自分の内面を強く主張せず、他者に合わせる傾向があります。
八方美人になりやすいとも言われますが、この傾向が強く出過ぎると、他我に生きてしまう状態になり、自分自身を見失う時期があるかもしれません。
とはいえ、これが学びのプロセスだから、悪いわけではないのです。
天秤座さんは、多くの過去世で牡羊座の人生を送っています。
自分自身に集中し、自己を見つめてきた体験を 強く持っているということ。
だから、本人が思っている以上に、自分自身のことはよくわかっているのです。
天秤座さんは、おしゃれな人や、センスの良い人が多いといいます。
自分の魅力を自然にアピールすることができるから、色々なタイプの人を引き付けるのでしょう。
もちろんビジネス面でも、こうした自己アピールが自然とできているはず。
もし仮に、たくさんの人とパートナーを結ぶわりには、別れも多かったり、長続きがしないなと感じた場合は、解決策も明確です。
自分の中の、自分を思い出すだけで良いのです。
もう一度いいますが、天秤座さんは、牡羊座の学びの体験により、自分自身を誰よりも強くわかっているのですから。
対等なパートナーシップとは、
相手に合わせたり、依存するものではなく、
自分自身の人生をしっかりと生き、相手の自我を共に認め合いながら、協力しあっていける関係です。
天秤座さんにとって、人生で一番求めているものは、真のパートナーシップであることには違いないのです。
それには、相手を選ぶのではなく、自分自身が自分らしく生きること。
こうした自分を確立できた時に、自然とそんな自分を認めてくれるパートナーが現れるに違いありません。
真のパートナーは、新しい出会いと共に訪れるかもしれません。
しかし多くの場合、すぐ身近にいるはずです。もしかしたら、今のパートナーかもしれません。
過去世の共業により、互いの成長を見守りながら、時には共に失敗をし、
共に答えにたどり着いていくようなパートナーがすぐ近くにいるものです。
こうして自分らしさを発揮しつつ、パートナーもが自分らしさを出せるような関係、
まさに自我と他我の調和がとれた関係こそが、
天秤座が求め、見つけていく、人生の目的なのでしょう。
人間は、パートナーがいるからこそ、より輝いていけるのですね。