情報を精査・考察する☆双子座・射手座

12星座-生命の物語

情報を精査・考察する☆双子座・射手座

人間が他の動物との一番の違いは、頭で考えること。思考することです。

しかし人間には、心から湧いてくる感情があったり、様々な欲などもあるので、
間違って考えてしまったり、ものごとを頭でこじつけてしまったりもしますね。

だから、色々な考えが生まれ、新しい何かを生むこともあれば、大きな失敗をすることもあります。
こうして宇宙生命に、多種多様な変化をもたらしているのでしょうね。

人間にとって「思考」は大切な要素。
だからこそ、思考で陥りがちなパターンや、思考の限界などを学んでおきましょう。

占星術においては、双子座3ハウスと、対極にある 射手座9ハウスの共通テーマが「思考」です。
どちらの星座のエネルギーが強い方も、基本的には よく考えるタイプで、頭の良い人も多いかと思います。

身近な周りの人たちとの関係をとても大切にし、コミュニケーション能力が高い双子座さんにとって、知識はとても大切な要素です。
双子座は、知識の元を「情報」に頼る傾向が強いようです。
とにかく多くの幅広いジャンルの情報に興味を感じ、情報を集めまくることで、心も安定します。

ただし、この傾向が強くなれば、頭の中が雑多な情報でいっぱいになります。
そして、たくさんの情報の中から、価値あるものを精査することに欠けてしまう傾向もあるため、
知識が増えれば増えるほど、答えがわからなくなるというパターンに陥りかねません。

特に今は、情報の時代。ネット上には、明らかな誤情報や偽情報をはじめ、根拠もなく 検証もされていない、言葉を少し変えただけのコピー情報が溢れているので、精査、検証する能力を身に付けることは課題になるかと思います。

一方、射手座は、真実への探究心がとても強いため、哲学的な思考や、専門性の高い学びを求める傾向があります。
きっと昔の時代なら、真実を求めて、遠方の地まで旅を続けたり、山奥に篭って修行をしたりという人も多かったのではないでしょうか。

双子座が多くの人に囲まれた場で、コミュニケーションを楽しむのに対し、射手座は 孤独な環境で、深く思考することを好む傾向があります。
もちろん射手座さんもコミュニケーションは得意なのですが、身近な周りの人々から何かを学ぶというスタンスよりも、自分の考えが正しいんだという気持ちが強くなるかもしれません。

そして射手座もやはり、知的な探究を深めれば深めるほど、真実には届かないばかりか、真実から遠ざかるという傾向が生まれてしまうのです。
まるで 今の科学のようですね。宇宙や生命への探究が進めば進むほど、自分たちの常識では 理解できない謎が深まるばかりでしょうから。

ここに「思考」の限界があるようです。
結局は、思考に頼りすぎると、目に見える現実的な思考に傾きます。
もちろん目に見えない真実への興味も高いと思うのですが、思考で捉えようとする傾向が強いので、いわゆる常識的な概念で 判断したり 当てはめて考えてしまいそうです。

占星術を学べばわかりますが、双子座や 射手座の学びも、人生の学びの一部でしかありません。双子座さんや射手座さんは、この分野で学ばなくてはならない課題が強調されているだけのこと。
真実は、心で感じたり、目に見えない何かを信じることで、近づいていけるものです。

もちろん、一般的にいわれる 双子座さんや、射手座さんとは、太陽の星座のことを指しているので、
他の惑星がどの星座にあるか、その惑星たちとの関連性はどうか、惑星の入っているハウスは、などを詳しく調べていかないと、単純に「双子座さんだからこう」とは言えません。
逆に、「私は別の星座です」という人でも、これらのエネルギーの傾向が強い人も、たくさんいます。

だからあくまで、星座の持つ本来のエネルギーが、人の心にどう影響を与えるかという観点で捉えてくださいね。

そして、どんな個性にも、良い面と悪い面があります。
「思考」が優れているという性質は、人間として優れた能力を持っていることには違いありません。この個性が、現実を豊にしているのも間違えではなく、一生をかけて磨いていくべき自分だけの最大の長所です。

でも、ある性質に偏りすぎてしまうと、その性質の悪い面も現れてきてしまうことは自覚しておいた方がいいです。

だから個性を知ることは、自分の魅力もわかるし、失敗しがちな傾向も事前に知ることができるということです。
もし自分の心の傾向性がわかれば、注意して変えていくこともできれば、より良い形に伸ばしていくこともできるはずですね。