目に見えない世界を考察する①

多元宇宙統合生命論

目に見えない世界を考察する①

世の中には、目に見えない世界の事など信じられないという人がいます。
でも、目に見えない世界の比率が圧倒的に多いので、目に見える現実だけを見ていたら、本質が何も見えてこないと思います。

あなたは、一日のうちに、誰と一番会話をしていますか?
それは自分の「心」なのではないでしょうか?
心は目には見えません。どこにあるのかもわかりません。でも確実に、自分の内にあると言えます。

科学は「実験」と「観察」で答えを出していくものです。
でも最先端の科学といわれている相対性理論でも、量子論でも、目に見えない世界を、実験と観察で証明できるわけがありません。理論といっても計算上成り立っているだけであったり、近年の最先端の理論になればなるほど、まだまだ思考の中で生まれた仮説の段階に過ぎないのです。

それでも科学は、人類の進化や、人々の生活に貢献しています。
量子力学が誕生したからこそ、電波やインターネット、パソコンやスマホなど、現代科学を象徴する数々のアイテムやサービスも生まれたのですから。

目に見えない世界の何が正しくて、何が間違えているかなど、科学的な実験や観察で答えが出せるものではありません。でも私たちは、目に見えない世界を思考し、実際に生活の中に取り入れているのです。

それでは、目に見えない世界を考察するにあたり、どういう角度で評価をしていけば良いか、基本となるポイントを抑えていきましょう。

根拠を示す、明確な「言葉」があるかないか

近年のスピリチュアル業界はもちろん、恐らくは遠い昔から「運命は決まっているのか?」「運命は変えられるのか?」というテーマは、多くの人が自然と持つ疑問だったのではないでしょうか?

この問いを投げかけると、ほとんどの人が「運命は変えられる」と答えると思います。
では「その根拠は?」というと、明確な答えは返ってきません。希望としての意見でしかないのです。

例えば、私どもが題材として扱っている占星術やタロットでも、解釈のルーツを辿っていけば「運命は変えられない」思想がベースにあることがわかります。
心理学の世界では、人間の無意識の奥に「集合的無意識」という人類全体の意識があると提唱されています。今では、そう呼ばれるものは確かに心の中にあると言い切れると思います。
では「なぜ集合的無意識があるの?」と更に疑問を掘り下げると、神秘的な力によるものと、根拠としては乏しい答えになってしまうのです。

人間は思考をし、思考で判断する生き物なので、思考で理解できる「言葉」というのは必要です。具体的には、文献や論文として、ルーツがわかる「言葉」が残っているかどうかは大切な評価ポイントです。
もちろん「言葉」があっても、それが絶対に正しいとは言い切れないのですが、それでも「言葉」は必要です。
言葉があるから「検証」を繰り返すことができます。
時には他の理論と「比較検討」する場面が出てくるかもしれません。
言葉があるから、より思考を深め、「その人なりの結論」を出していけると思うのです。

私ども生命の個性研究会が、かなり独自色の強い内容を提供できるのも、根拠の基盤となる考察理論があるからです。「言葉」として根拠を示しているからです。
従って研究会としても、何よりも最初に、考え方のベースとなる「多元宇宙統合生命論」の書籍を発行したという経過があるのです。

とはいえ、全ての人に根拠や理屈が必要とは考えておりません。むしろ不要の場合の方が多いと思っています。

従って、当サイトでは「多元宇宙統合生命論」がどのような考察を展開して導き出したのか、という根拠的な話は、あまり扱わないと思います。
むしろ、この理論を「どう現実に活かしていくのか」という実践的なテーマを、サイトでは扱いたいと思います。

「なぜ?」が気になる方は、生命の個性研究会の書籍第一作目である「多元宇宙統合生命論・序論」をお読み頂ければ幸いです。

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個性の時代を生きる君達に
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