ホロスコープで知る☆人生の学びのステージ

生命の個性占星術

ホロスコープで知る☆人生の学びのステージ

夜空に輝く 大宇宙の星々。遥か遠くにあり、とても手には届かないように思える星々は、いつでも私と共にあるのです。

私たち人間は、三次元の現実世界に生きています。
では、四次元以上の高い次元の世界は、この三次元の世界とは別の場所に存在するものではありません。

あくまでも人間の五感では、三次元しか認識できないというだけの話であり、
同じ世界を、より高い次元の尺度で捉えたら・・!というだけの話なのです。

そして四次元以上で、私たちの世界を見た場合は、空間の概念と、時間の概念が大きく変わります。
空間的には、外にあるものは内にもある。内にあるものは外にもあることがわかっています。
そして過去・現在・未来という時間の流れはなく、今という一瞬の時の中に、過去も未来も同時に存在しています。

つまり、遠く離れたところにあると思っている星々は、私たちの心の中に存在します。
占星術で扱う、一番遠い天体である冥王星は、私たちの無意識の 一番深いところにあると捉えられます。

冥王星のエネルギーは、個人の人生を 根底から変え、社会までも 大きく変えることを、占星術を知る人なら実感としてわかっています。
そんな遠い場所にある星からの エネルギーの影響を受けているのでしょうか?こう考えると 非科学的に思えますね。
心の奥の奥。心の中心ともいえるような場所にあるからこそ、根底からひっくり返るような大改革が起きるのだと捉えた方が、納得できませんか?

夜空に輝く星座などは、太陽系より遥か遠くにある天体です。しかも同じような距離にある星々の集まりではなく、あくまで地球から見たら、ひとつの形を作っているかのように見えているだけの話です。

でも心の中にあるとすれば、話は別です。ミクロの世界では、同じ心の中の すぐそばにあることになるのですから。

人の心は 目には見えません。見えない心、自覚できない心を知る由はありません。
だから、心の中が、夜空の星々に投影されるかのように、大きな道標として記されているのかもしれません。
そう考えると、生命の神秘さを感じることができますね。

そして私たちは、科学的にはたどり着けていない境地まで、
自分の実感と、長年の統計的な実績の積み重ねにより、確かに正しいんだと感じることができるのです。

思考は人間の最大の武器ですが、限界があります。思考だけに頼ると、現実的な概念だけに囚われて、本質が見えなくなります。
感情はあやふやなものではありますが、宇宙生命の真実を感じ取ることができるのは、感情の力です。

さて、占星術に興味を持つ人は、たくさんいて、これからの時代はもっと増えてくると思いますが、
いざ勉強しようとしたら、難しいと思い込んでしまうかもしれません。

まず占星術を学ぶにあたり、霊感などの特別な力は必要ありません。むしろ学問的な要素が強いので、時間をかけて学べば学ぶほど、理解は深まるものであります。

占星術を学ぶにあたり、各惑星や 星座の持つ意味から学んでいくのが一般的です。
しかし、解釈の事例、キーワードや、解釈パターンが、あまりにも多く、関連性も掴みにくいので、
多くの方が、最初から つまづいてしまうと思います。

だから最初は、星の示す「本質的なエネルギー」を シンプルに理解するとよいでしょう。
この理解ができれば、そこから生まれる関連事例やキーワードなどは、自分でもイメージできるし、関連性が掴めるので、レアなキーワードが出てきても、わかるはずです。

ホロスコープ上に配置された12星座は、牡羊座から始まり、魚座に終わるまでの一連の流れが、人生における学びのプロセスを表しています。
この学びは、すべての人にとって大切な学びであり、全く関係ないという人はいません。
ただし、特に強調されている学びの課題や、ある課題に対しての得意・苦手が、個々に違うだけの話です。

例えば、みんなが「私は何々座」と思っている、太陽の星座が、今世で一番大切な学びのテーマであるというだけのこと。
もちろん得意・不得意があるので、中には自分が「この星座っぽくない」と感じている人がいて当たり前で、本人が意識しようとしまいと、あくまで大切な学びのテーマであることには変わりがないのです。

ホロスコープ上で、牡羊座を1ハウスに置いた場合、乙女座 6ハウスまでは、個人中心の学びです。まずは人間という個の存在として生まれてきた意味、自我の確立にスポットが当たるのです。

そして天秤座 7ハウスから、魚座 12ハウスまでが、他者との関係性についての学びの過程です。
人間は一人で生きる生物ではありません。本質的には、全ての人は一つです。
宇宙生命の私という全体としての存在を自覚していく中で、人間として生まれたきた目的が、他者の為に生きることであることを 学んでいくのです。

これは、全ての人に共通した学びのプロセスです。
数多くの過去世で、誰もが学んできたことの中で、まだ未熟な部分や、間違えて学んでしまった部分を、学び直すために、個々に与えられたテーマが違うというだけなのでしょう。

この生命に刻まれた自分のテーマに生きている人は、生きやすくなり、喜びも感じるはずですね。
しかし自分のテーマを知らずに、違った道を進んでいたら、どこかに生きづらさを感じたり、本当の喜びを感じることなく人生を終えてしまう人も いるということです。

また、対極にある星座どおしは、同じテーマの元で、真逆の課題を持つ人生を体験するでしょう。

真横にある星座どおしは、全く違うテーマに進んでいくことを意味します。
だから、地球から遠くにある天体ほど、つまり無意識の奥底にある天体の星座が変わる時は、時代が大きく変わるようなエネルギーが生まれるのです。
もちろん、個人にも影響がないわけがありません。時代を先読みして動くのか、古い時代にしがみついてしまうのかで、その人の人生は良い方向に向かうこともあれば、悪い方向に落ちていくことだってあるはずです。